実例で見る!プロダクトデザインのマーカースケッチの描き方

 
パソコンが発達している時代ですが、マーカーは、最も素早くレンダリングできるツールの一つです。


実際に仕事する時も、さっと取り出せて、さっと描けるマーカーは、デザイナーにとって、重要なスキルです。


今日は、実例で、プロダクトデザインのマーカーレンダリング方法を紹介。 こちらで、カバンを描く手順を紹介しています:





ステップ1:ペンで輪郭線を描く





パイロットのペンで輪郭線を描きます。ポイントは、「ペンの細さを変える」こと。輪郭線は太めのペンで、影や縫い目は細いペンで描かれているのが分かります。これで、奥行や、素材感まで表現できます。



使う紙についてですが、印刷用紙はインクの吸収が良いので、すぐにマーカーのインクがなくなります。一方、トレーシングペーパーは、インクが節約できますが、発色は印刷用紙ほど良くありません。なので、私は普通の印刷用紙を好みます。



ステップ2:グレーで影やハイライトを表現



まず知って欲しいのは、マーカーは単なる色塗りではなく、「光と影とコントラストを表現すること」です。そのため、まずはグレーのマーカーで、ハイライト、影を表現します。


プロのデザイナーは、グレーだけで素敵なスケッチが描けたりします。そのため、グレーだけで光と影を表現する練習をしましょう。


コツとしては、少し塗ったら、目を細めて、コントラストが出ているかチェックします。



ステップ3:薄い色から色付け


一通りグレーを塗ったら、いよいよカラーのマーカーで色付けします。スケッチが濁らないように、まず薄めの色から塗り始めます。全体のバランスを見ながら塗ってくださいね。


ステップ4:最後の調整と、テクスチャーを付ける


最後に、またパイロットのペンで影やテクスチャーをつけます。色鉛筆やクレヨンを使ってもいいでしょう。


背景になぜオレンジを使っているか分かりますか?オレンジとブルーは「補色」だからです。商品に直接関係はありませんが、画面があっという間に華やぎます。


デザイナーは、こういう理屈ではないがデザインセンスが重要です(*´∀`*)